一昨年、階段昇降機の利用が337回で過去最高でした。ところが昨年は4月~12月の9か月で352回、あと3か月ありますのでたぶん今年度は400回を越えると思います。
美浜区ではエレベーターのない5階建て中層の団地が多く、若い時に入所した人々が一気に高齢化しており、階段を自力で昇降することが難しい方が増えています。2008年にアイアイが階段昇降を始めた年には年間100回だったものが10年で4倍になったということになります。
この間アイアイでは階段昇降サポートを介護保険の上乗せメニューに入れてくれるよう、千葉市に提案、要望してきました。しかし、千葉市は千葉市独自の上乗せサービスにするのでなく、あくまでアイアイが介護保険事業所になってほしい、そうすれば対応します、とのことで事態は動いてきませんでした。
アイアイでは10年たち、最初の理念『住み慣れた地域でできるだけ長く暮らし続ける』を掲げた運営メンバーも10歳年を取りました。
その後始めた福祉有用運送もタクシーの半額程度という料金がネックで利用希望者は多いのですが、アイアイの事務所の運営はなかなか楽にはなりません。
階段昇降機の利用者が増えていること、福祉有償運送利用者も千葉市の福祉担当部局はどのようにとらえているのでしょう。アイアイが高齢化で幕を閉じてしまえば今利用されている方たちはどのようになっていくのでしょう。
声を上げてきましたが千葉市の考えは変わらない・・・壁の前に立ち尽くす気分です。